子供と一緒に楽しめる!有名クラシック曲10選【乳幼児期のお子様向け】

クラシック音楽紹介

近年は、赤ちゃんがお腹の中にいる時からクラシック音楽を聴かせることで赤ちゃんの発達にいい影響を与えると考えられており、「胎教」の一環でクラシック音楽をかける家庭が増えています。

子育てにおいて、いつからクラシック音楽を聴かせるべきなのか、どのようなクラシック音楽を聴かせるべきか迷っている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、妊娠中のお母さんがいるご家庭や乳幼児期のお子様を育てている方に向けて、お子さまにクラシック音楽を聴かせるときのポイントや、おすすめのクラシック音楽をご紹介します!

【この記事でわかること】

  • 子供がクラシック音楽を聴くことで得られる効果
  • 子供にクラシック音楽を聴かせるときに注意するべきポイント
  • 子供に聴かせたい!おすすめのクラシック音楽10選

それでは早速見ていきましょう!

子供にはいつからクラシック音楽を聞かせるべき?

近年「胎教」の一環としてお腹の中の赤ちゃんに音楽を聞かせることが発達にいい影響を与えると言われています。

胎児の聴覚器官は妊娠5か月ごろにできあがると言われており、お腹の中にいる時からクラシック音楽などを聴かせる音楽学習は可能です。

また、人間の耳は生後6か月ごろに成人と同じ程度まで発達すると言われているので、赤ちゃんが音楽に反応できるようになるこの時期からクラシック音楽を聞かせるのもおすすめです。

乳児はみな音楽的な潜在能力を持っているとされますが、発達初期に多くの音楽経験を積むことで、音楽性にいい影響を与えることがわかっています。

乳幼児期の子供がクラシック音楽に触れることで得られる効果

乳幼児期の子供にクラシック音楽を聴かせることには様々なメリットがあると言われています。

具体的には以下の通りです。

【乳幼児期の子供にクラシック音楽を聴かせるメリット】

  1. 豊かな感性を育む
  2. 言語習得を促進する
  3. リラックス効果がある

それぞれについて詳しく解説します!

①豊かな感性を育む

乳幼児期に音について多くの体験をすることは、豊かな感性を築く基礎となります。

リラックスできる音楽を聴くことで、脳で感情や睡眠欲をつかさどる部分が活性化し、赤ちゃんの感受性も豊かになるでしょう。

感受性が豊かになることで、自分の感情を表現したり、他者の気持ちを察したりする能力が発達します。

②言語習得を促進する

乳幼児期の赤ちゃんは様々な音を聴き分けて言語を覚えようとしているため、耳が急速に発達していきます。

音楽と言語は系統に類似性があり同様のメカニズムをもちます。

そのため、クラシック音楽を聴かせることで、赤ちゃんの言語習得を早める効果が期待できます。

③リラックス効果がある

自律神経が発達していない赤ちゃんは、寝つきが悪かったり体温を調節しづらかったりするなど、ストレスを感じやすいとされています。

ゆったりとしたクラシック音楽を聴かせてあげることで、癒し効果が効いて自律神経を整えやすくなり、ストレスを軽減できます。

乳幼児期の子供にクラシック音楽を聞かせるときのポイント

子供にクラシック音楽を聴かせることには多くのメリットや効果があるとされますが、いくつか注意するべきポイントもあります。

乳幼児期の子供にクラシック音楽を聴かせるときは、以下の点に注意してください。

【乳幼児期の子供にクラシック音楽を聴かせるときのポイント】

  1. 大きな音や激しい音楽は避ける
  2. 静かな環境で聴かせる
  3. 親が子供一緒に楽しむ

それぞれについて詳しく説明します!

ポイント①大きな音や激しい音楽は避ける

赤ちゃんの耳は敏感なので、大きな音や激しい音を聴くのは、大人以上に負担が大きくなります。

音量の目安として、パパやママが赤ちゃんに話しかけるときの声量ほどの大きさがいいでしょう。

赤ちゃんに音楽を聴かせる前に、まずは保護者が効いてみて確認をするのがおすすめです。

ポイント②静かな環境で聴かせる

乳幼児、特に赤ちゃんは多種の音から特定の音を聴きとることが難しいとされています。

そのため、がやがやしている場所や左右で違う音があなっている場所など、たくさんの音がある環境で音楽を聴かせるのは避けた方がいいでしょう。

きちんと環境を整えた場所で、クラシック音楽を楽むことを心がけてください!

ポイント③親が子供と一緒に楽しむ

保護者が子供と一緒に音楽を楽しみ、「驚き」や「感嘆」などの感情を示すことは、子どもが音楽に興味や関心をもつことを促します。

赤ちゃんや小さな子供は、音楽に触れるうえでお母さんやお父さんが好きな音楽を一緒に聴いたり、歌声を聴いたりするのが最も発達に効果的であることが判明しています。

日ごろから、音楽に合せて一緒に歌ったり、音楽を聴きながら話しかけたりすることで、子どももリラックスして音楽を楽しむことができます。

幼児期のお子様に聴かせたい!おすすめクラシック音楽10選!

ここからは、実際に乳幼児期のお子様に聴かせるのにおすすめのクラシック音楽を10曲ご紹介します!

曲についての簡単な解説と、お子さまに聴かせるのにおすすめの理由も書いていますので、参考にしてみてください。

実際の音源も併せてご紹介しますので、ぜひどんな曲なのか聴いてみてください!

①モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調

モーツァルトの楽曲は「モーツァルト効果」という言葉があるほど、リラックス効果があります。

その中でもピアノ・ソナタ第11番イ長調は、ゆったりとして曲調から始まり、次第にテンポが速く楽しいリズムになる、変化が楽しめる一曲です。

曲の第3番のトルコ行進曲はとても有名なので、聴いたことがある方も多いでしょう。

②モーツァルト:きらきら星 変奏曲

子供に聴かせるクラシック音楽の定番がきらきら星です。

同じテーマが曲調を変えて繰り返し登場するので、楽しんで聴くことができます。

子供が大きくなったら、一緒に歌詞をつけて歌うのも楽しいですよ。

③J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ

この楽曲はJ.S.バッハが1723年に作曲した教会用の曲で、結婚式やクリスマスなどの祝いの場で演奏される機会が多い曲です。

その美しく神秘的なメロディは、聴く者の心を落ち着かせます。

④ショパン:ノクターン第2番変ホ長調

この楽曲はショパンンの代表作で、ドラマの挿入歌やフィギアスケートの曲として使われており、世界中で愛されています。

繊細な和音とうっとりするような優雅なメロディーは、子どもとリラックスするひとときにぴったりです。

⑤ショパン:子犬のワルツ

この楽曲は、ショパンが、愛犬が自分のしっぽを追いかけようとくるくると回っている様子をみて即興で作曲したと言われています。

子犬の愛くるしい行動が伝わってくるような軽快なリズムが特徴のこの曲は、演奏時間も2分程度と短く、シンプルな和音で親しみやすい作品です。

⑥シューマン:トロイメライ

この楽曲はショパンと同時代に活躍したロマン派の作曲家シューマンによって作られたピアノ曲でタイトルの「トロイメライ」とは、ドイツ語で「夢」という意味です。

その名の通り、まるで夢を見ているかのようなゆったりとした柔らかい曲調で、3分という短い演奏時間ですが、非常に満足感があります。

⑦ベートーヴェン:メヌエット ト長調

ベートーヴェンというと、迫力のある荘厳な音楽のイメージがあるかもしれませんが、この「メヌエット ト長調」は穏やかで温かみのある旋律が特徴です。

比較的難易度の低い楽曲なので、お子さまがピアノを習い始めると、弾くこともあるかもしれません。

⑧メンデルスゾーン:春の歌

メンデルスゾーンの「春の歌」は、人々の春の憧れが率直に表現されており、優雅な旋律と動きのある伴奏が心地よいハーモニーを奏でています。

ぜひ、春の訪れに併せて聴いてみてください。

⑨ビゼー:「アルルの女」よりメヌエット

ハープの伴奏とフルートのソロが印象的なこの楽曲はビゼー作曲の組曲「アルルの女」の中の一曲で、南フランスの山岳地帯の美しい自然の風景を表現しています。

「アルルの女」の中でも最も有名なこの楽曲は色彩的・絵画的な表現が際立つ名曲です。

⑩エルガー:愛の挨拶

この楽曲は、作曲者エルガーが恋人にプロポーズする際に贈られた楽曲で、美しいメロディとロマンチックな曲風が人気となり、彼の出世作となりました。

その優美かつ甘美なメロディーは、エルガーの妻への愛があふれており、聴いた後も余韻に浸れます。

子供と一緒に楽しんでクラシック音楽を聴いてみましょう!

いかがでしたでしょうか?

お腹の中の赤ちゃんや乳幼児期のお子様は、クラシック音楽を聴くことで音楽性や感受性を養うことができると同時に、リラックス効果を得るとされています。

ぜひ、静かな環境でお子様と一緒に穏やかなクラシック音楽を楽しんでください!

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